昨年に引き続き、『DNAの日』イベントを開催しました。仙台では東北メディカル・メガバンク機構の施設見学ツアーを開催し、10代未満から70代以上まで幅広い世代の方々17名にご参加いただきました。また、今回はイベントの主催側として、本研究に参画いただいている患者・市民委員(PPI委員)さん5名の方に運営をお手伝いいただきました。
(1)バイオバンク室(コホート調査参加者からご提供いただいた検体の保存場所)、(2)地域支援仙台センター(コホート調査の健康調査実施施設)、(3)シークエンス解析室(検体のゲノム解析を行う施設)、(4)スーパーコンピュータ室(大量のデータを解析する施設)、の4か所を見学していただきました。普段は目にすることのない施設や機器類を前にして、「この機器はいくらなの?リース?」「目(=虹彩認証)で部屋に入るの?!」「電気代(の値上がり)きつそう・・・」「(スパコン室の送風音について)ウォー、うるさい!」などなど、参加者の方が率直に感じた感想を聞くことができました。
https://www.megabank.tohoku.ac.jp/researchers/megabankoffice
施設見学の後は、参加者の皆さんでDNA折り紙やDNAのパネルクイズに挑戦していただきました。DNAの二重らせん、上手に折れたかな・・・?
今回は、本研究のPPI委員さんに初めて主体的にイベント運営に携わっていただき、「(主催者である)研究者」と「一般の参加者」のあいだを繋いでいただく役割も担っていただきました。イベント後のPPI委員さんと研究者との意見交換会では、研究者が普段気づくことのできない一般参加者の視点に立ったご意見を多々いただくことができました。