12月12日にオンラインで開催した第3回ラウンドテーブルには、患者・市民はじめ多様な立場から、計30名の方々にご参加いただきました。今回は、ゲノム医療・研究に関するプレスリリースについて理解を深めることを主な目的とし、研究班で現在作成中の「ゲノム医療・研究版プレスリリース・ガイド案（5項目）」について、グループディスカッションでご意見やご感想をいただきました。
第一部では、「プレスリリース・ガイド案（5項目）」についての話題提供と、今回使用したプレスリリースの主要テーマであるBRCA1/2遺伝子と遺伝性乳癌卵巣癌（HBOC）の基礎知識について説明を行った後、4グループに分かれてディスカッションを行いました。5項目の内容や使用語句についてのご意見・ご感想や、追加した方が良い内容のご提案だけでなく、当該プレスリリースが発表された後の実際の問い合わせ等についても情報提供をいただきました。
続く第二部では、当該プレスリリース後に見られた医療現場の状況と課題について、専門家からご説明いただくと共に、当該プレスリリースを発出した研究者の方からも、詳細なご説明をいただきました。参加者の方々からは、「プレスリリース後の医療現場の反応と、研究者側の視点について知ることができて勉強になった」「専門の立場の方を含めて当事者が『語る』ことを聴くことはとても大切なことだと思った」等の感想をいただきました。
次回の第4回ラウンドテーブルは、2月28日（水）に東京で開催する予定です。
