9月10日に「第2回ラウンドテーブル」をオンラインで開催しました

2023.10.13

ゲノム医療・研究を考える「第2回ラウンドテーブル」をオンラインで開催しました。今回は二部構成で、第一部では「ゲノム医療・研究の進め方とPPI導入の意義」、「ゲノム医療・研究にかかるプレスリリースのこと」という2つのテーマについて、それぞれ話題提供のあとに質疑応答が行われました。「ゲノム医療・研究の進め方とPPI導入の意義」では、ゲノム研究を10のステップに分けて、そのステップごとにPPI導入の可能性を考える話題提供が行われ、「ゲノム医療・研究にかかるプレスリリースのこと」では、プレスリリースがそもそもどんなものでどのように行われるのかから最近のPPI導入事例までを含んだ話がありました。

話題提供を受けて、「ゲノム解析結果を患者さんが聞くかどうか、選択することができるのか?」「PPIは研究サイクルの全ての段階で入るのか?各段階で異なる人が入るのか?」「プレスリリース発出前に当事者の方に話を伺い、リリース文を改善していく取り組みは、時間的制約はあるが非常に良いと思う」「研究の最初の段階から参加しているPPIメンバーにリリース文へのアドバイスをいただけると、当事者を新たにリクルートするよりも効率的だ」等、今後の活動に有益なご意見を多々いただくことができました。

続いて第二部では、「遺伝的特徴・情報に基づく差別とは?」というテーマで、ゲノム医療法と「差別」の取り扱いについて、4つのグループに分かれて意見交換を行いました。各グループで「結婚」「就労」「保険」「教育」について、どのような場合に不当な差別にあたるか、活発な議論が行われました。次回のラウンドテーブルは12月12日(火)にオンラインで開催する予定です。